NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」など、テレビで話題沸騰の「伝説の家政婦」志麻さん。
あの志麻さんが、初めて書きおろした料理エッセイレシピ本、『厨房から台所へ――志麻さんの思い出レシピ31』 が、いよいよ本日発売だという。
レシピの背景にある波乱万丈のエピソードとともに、調理のコツも凝縮。ふだん家で食べたことのない「フランスのママン直伝のキッシュ」「梨リングフライ」「龍馬チョコレート」は絶品。さらに、「母の手づくり餃子」「おばあちゃんのお煮しめ」「けんちょう(山口の郷土料理)」のなつかしの味から、「ゆで鶏のシュープレームソース」「豚肉のソテーシャルキュティエールソース」「子羊のナヴァラン」「ローストチキン」などのフランス家庭料理、「フォンダンショコラ」「カトリーヌ先生のそば粉のクレープ」などのデザート、1歳の息子お気に入りの「鶏手羽元のポトフ」まで、実に多彩なレシピがあるという。
「3時間で15品」など、これまでのイメージとはまったく違う志麻さんが、あなたの前に突如、出現するかもしれない。今回は、志麻さんが「バレンタインデー」ならではのエピソードを紹介する。(撮影・三木麻奈、構成・寺田庸二)。

なぜ、坂本龍馬に?

龍馬チョコレート

本日2月14日はバレンタインデーですが、
小さい頃から、休みの日に、
母や姉とよくお菓子づくりをしていました。

そんな私が学生時代に手づくりのチョコレートを送った相手は、あの「坂本龍馬」でした。

今回の本には、私の“龍馬愛”が高じて、
考え出した「龍馬チョコレート」のレシピを
初めて紹介しました。

また、京都霊山護國神社や
高知県立坂本龍馬記念館からの直筆レターを初めて公開していますが、
当時、高校生の私にとって、龍馬は特別な存在でした。

「龍馬チョコレート」は、
フライパンで炒ったアーモンドに、キャラメルをまぶしてから、
少しずつチョコレートをからめていきます。

炒ったアーモンドとキャラメルの香ばしさが、
甘いチョコレートとよく合います。