【ソウル】北朝鮮がミサイル実験を停止し、米国本土を射程圏内とするミサイル開発プログラムの進展が止まっているが、北朝鮮は昨年の完全非核化合意にもかかわらず、依然として核兵器の製造に必要な原料の生産を続けている。スタンフォード大学の3人の研究者による報告書で明らかになった。  報告書によると、北朝鮮はプルトニウムや高濃縮ウラン製造施設の稼動を続けており、こうした原料の製造で、同国は核の備蓄を増強できる。ただ、この報告書は金正恩(キム・ジョンウン)政権の行動かどうかは明確にしていない。