米配車サービス大手リフトの2人の創業者は、持ち株比率が合計10%に届かないにも関わらず、年内に予定している新規株式公開(IPO)で過半に近い議決権を握る準備を進めている。注目の新興企業の上場に際し、大きな影響力を確保するシリコンバレー起業家がまた増える見込みだ。  複数の関係者によると、リフト共同創業者のジョン・ジマー社長とローガン・グリーン最高経営責任者(CEO)は、自身に追加の議決権をもたらす種類株式の設定に向けて引受会社や法律事務所と協議している。詳細は不明だが、両氏は取締役の選任や経営判断に大きな影響力を持つ見通しだ。