――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」***   米通信大手AT&Tは、昨夏に約810億ドルで買収したタイム・ワーナー(現ワーナーメディア)に対する支配力をついに固めたと言えそうだ。まず。そして、その数日後、タイム・ワーナーのメディア部門で長くトップを務めたHBOのリチャード・プレプラー最高経営責任者(CEO)とターナーのデービッド・レビー氏が辞任した。  新たな支配者となったAT&Tの幹部が勝利を収めた形だが、その見掛け上の勝利には危険が伴っている。