【ワシントン】米労働省が8日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比2万人の増加にとどまった。失業率は3.8%と、前月の4.0%から低下した。  失業率の改善にもかかわらず、就業者数の伸びは1月の31万1000人、12月の22万7000人から著しく鈍化した。労働市場の引き締まりで企業が人材を見つけにくくなっている様子がうかがわれる。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が18万人増、失業率が3.9%だった。 。