【ベイルート】過激派組織「イスラム国(IS)」は、シリア最後の支配地域の維持を図る中、残存している支持者に国際テロ活動を呼びかけた。  ISの広報担当者アブル・ハサン・アル・ムハジール氏は、50人が死亡したニュージーランド南部の都市クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)襲撃事件への報復を呼びかけた。テロ組織の活動を追跡する米SITEインテリジェンスが、18日に公表された演説を翻訳した。ムハジール氏は非イスラム教徒が犠牲者を悼んで「うそ泣きをする」一方で、シリア最後のIS支配地域であるバグーズなどでイスラム教徒と戦っていると非難した。