ドナルド・トランプ米大統領は自身の経済政策が成功している証拠として株式市場を挙げることが多い。だからきっと、13日のダウ工業株30種平均も見ていただろう。この日はダウが2.38%下落し、ナスダック総合指数とラッセル2000種指数はそれ以上に下げた。米中貿易摩擦の激化が嫌気されたのだ。  株価に変動はつきものだが、最近の上昇や下落のかなりの部分は米中貿易合意の見通しによるものだという見方は否定できない。