――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  高値で買ってもさらに高値でつかむ人が現れると考える「大ばか理論」の問題は、大ばかが現れないケースがあることだ。  その例が、シリコンバレーで最も有名な一部のユニコーン(企業価値が10億ドル以上の未上場企業)に対する今年の株式市場の反応だ。  最初は配車サービス会社のリフトだ。3月のIPOでの評価額は約240億ドルだった。株価はその後急落し、現在の時価総額は約200億ドルだ。それからピンタレスト。