――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  貴金属・宝飾品大手の米ティファニーにとって米中貿易摩擦は何のメリットもない。4日の株価反発にもかかわらず、業績見通しは明るくない。  ティファニー株は過去12カ月で30%近く下落した。米中間の緊張が最近一段と高まる前でさえ、高級品支出の約3分の1を支える中国の消費者からの需要低迷によって同社は痛手を受けていた。中国政府は今週、米国への訪問や留学を考え直すよう国民に勧告した。それがティファニーの株価に影響した様子はなく、4日正午時点では3%高となった。