イタリア生まれの紳士たちに基づく精神とは

確固たるスタイルを持つイタリア生まれの紳士たちは、これらの精神に基づいていたかと思えば納得できるかもしれません。

 人生は、不確かなことばかり…。そんな中、1つくらい確かなことを知っておきたいところです。ならばこれを…それは、「イタリア人はスタイリッシュだ」ということです。もちろん、すべてのイタリア人に当てはまるわけではありませんが…(この時点で、不確かなことの仲間入りでしょうか…)。

 そんなイタリアの紳士たちには決まって、代々受け継がれてきたある種の精神を持ち合わせているようです。その習慣(イタリアの社会で言えば慣習とも言えるかもしれません…)とも言える精神を我々も踏襲すれば、きっとイタリア紳士たちのように、スタイリッシュな男へとステージアップすることができる…かもしれません。

 では、ぜひとも参考に!

01. 母以上に偉大な人はいない

 母親に対し、「ノー」ということは決してありません。彼女がつくった食事はおいしくいただき、世界一の母だと自慢します。

 同じ地域に住んでいれば、週に一度は一緒に昼食をとり、遠方に住んでいる場合は、週に一度は彼女に電話をするのがイタリアの紳士です。

02. 父と祖父の服を着る

イタリア生まれの紳士たちの精神

 イタリアの紳士は、父や祖父があなたと同じ年齢だったときに着ていた服を受け継ぎ、それを着ることに対して誇りを持っています。そしてそれらは、ファストファッションブランドで買うよりもずっと上質であるはずなので、着心地も抜群なのです。

03. ローファーやスリッポンは週末だけ

イタリア生まれの紳士たちの精神

 平日は、レースアップシューズやバックルシューズを履きます。ローファーなどの楽な履物は、週末にぴったりであることを知っています。夏には、靴下なしで履く人もいますが、本当のイタリア人はこだわりの靴下を見せるという人も多いことでしょう。

04. スーツは少なくとも15セット持っている

 しかもそれらは奇抜で、独特なスーツなどではありません。どれも、あらゆるシーンに対応することができるうえ、簡単に組み合わせることができるシンプルなスーツばかりです。どこで買うのか? どこでスーツをつくっているのか? もし特別な理由もなしに秘密にしていたのなら、それはあまり良い仕立屋を知らないということを意味します。イタリア紳士たちは、必ずと言っていいほど良い仕立屋を知っているのです。