この連載は、「広告業界」に実在した、都市伝説的な人物「和田さん」の、
・「さまざまな、まちがい」
・「ビジネスマンとしては、あり得ない勘違い」
・「常識を超えた、不思議な行動」
を、和田さんを近くで見守る、私「K(ケー)」が、丹念に記録したものである。

東京の日本橋に本社を置く、ある広告会社に入社した「和田さん」。
入社早々、彼は、ありとあらゆる「まちがい」をしでかすのだが、その「まちがい」は、年月とともに、「増加の一途」をたどることになる。
そして、2000年末、和田さんの言葉や行動の「まちがい」を集大成した「Wadadas(ワダダス)」という小冊子が自主制作され、なんとなく「マスコミ関係者」、「広告業界関係者」、「作家」、「ゲームクリエイター」などに、人づてに広められ、いつの間にかギョーカイにおける「幻の書」として、ウワサされることになった。そして、この度、その「幻の書」が、書籍『まちがう人』(ダイヤモンド社)として再編集され、出版される運びと、あいなった。
本連載は、そんな「まちがう人」和田さんが起こした、仰天のエピソードを、身近で見ていた、私、K(ケー)が、記憶の限り、事実に基づいて記した「実話」なのである。

それは食べられませんよ、和田さん

「海のシャチ」は、食べられません

(三重県鳥羽市の民宿)

民宿での組合合宿。夕食をどうするかという話になり、

W「このあたりは新鮮な『海のシャチ』が食べられますよね!」
K「海のシャチ? もしかして『海の幸』のこと?」
Wえっ、あれって、『サチ』って読むんですか?

●海のシャチ×
●海の幸〇

和田さん、海のシャチ(鯱)は、
そう簡単には食べられませんヨ