誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。

億万長者の「92%が既婚者である」

お金持ちになる配偶者選びの
「3つ」のポイント

アメリカの億万長者について調査した『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』(トマス・J・スタンリー著/日本経済新聞社)という本に、おもしろいデータが掲載されていました。
それは、億万長者の「92%が既婚者である」というデータです。たしかに、私が知る「年収1億円超え」の人たちも、「今、現在、結婚している人」がほとんどです。私は23歳で結婚をしましたが、結婚をしたことで地に足がつき、仕事に専念できるようになりました。また、社員や社員のご家族に対する私の社会的信用が高まったと思います。

ある大手外食チェーンの清水社長(仮名)は、「のれん分け」(同じ屋号の店を出すことを許可すること)の条件として、「夫婦2人で、お店の経営に関わる」ことを挙げています。「夫婦が力を合わせなければ、事業は成功しない」からです。
「奥さんがナンバー2や秘書の役割をして旦那さんを全面的にバックアップしないと、経営は成功しない」と清水社長は考えています。
また、清水社長は、本社の社員を役員に昇格させる前に、当該社員だけでなく、その社員の配偶者(奥さん)も一緒に食事に招待するそうです。奥さんを同席させる理由は、「奥さんの顔には、旦那(社員)の本音が書いてあるから」です。
「社員は、私の前では本音を言いません。けれど、家の中では、気を許して会社や上司の悪口を言っているかもしれない。奥さんの表情を見ていれば、家の中で旦那が何を言っているか、だいたい察しがつきます。奥さんは気持ちを隠し通すことができない。だから奥さんに同席してもらうのです」
清水社長は、このようにおっしゃっていました。
清水社長に「どういう配偶者を選ぶと成功しやすいですか?」と尋ねると、「(1)夫に依存しない女性」「(2)ムダづかいをしない女性」「(3)夫の成功を家庭の成功と思ってくれる女性」という答えが返ってきました(起業している女性が男性を選ぶときも、同じ視点で選ぶ)。配偶者は最大の協力者です。「私と仕事、どっちが大事なの?」と聞いてくるような依存心の強い人をパートナーに選ぶと、時間と労力を仕事に傾けることができなくなります。