消費増税に打ちのめされるアラフォー男たちの「穏やかではない事情」消費増税で生活に少なからぬ影響が及ぶであろう一般庶民。打ちのめされるアラフォー男たちの本音を聞いた(写真はイメージです) Photo:PIXTA

たかが2%、されど2%。庶民にとって2%の増税は大きい。なぜ金持ちからも貧乏人からも一律に徴収する「消費税」の増税を推進するのか!などと叫んでみても、この秋の増税は避けられそうにない。歓迎する庶民などいるはずもないのだが、一方で声高な反対も一部にとどまっている。あえて政治的信条を持たないアラフォー男性たちに、増税への思いを聞いた。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

消費税8%と10%の違い
アラフォー男性はどう受け止めるか

 2019年の10月に消費税の増税が予定されている。2014年時点における5%から8%への増税幅は、「いよいよ1の位の後半に突入した」という衝撃があったが、今回は8%から10%への増税である。税込み108円が110円となるのは、消費者としてはあまり変わらないような気もするが、「○○キュッパ」がお値打ちに見えてしまう消費者心理もあるし、やはりこの2%の増税は大きいといえよう。

 見た目の印象を度外視しても、2%の増税は確実に消費者への負担となる。これは由々しき事態である。

 世帯を構えるアラフォー男性は、今回の消費税増税についてどう考えているのか。視点が政治経済に寄ってくると、筆者には扱いに困る大きさのテーマになってしまうので、本稿では一般市民目線での声を中心に、ピックアップして紹介したい。