【ワシントン】米国と中国の閣僚級の貿易協議が10日から再開される。5カ月に及ぶ交渉の行き詰まりを打開できなければ関税がさらに引き上げられる恐れがあり、米中関係にとって大きな転機となりそうだ。  協議は当初、中国の貿易慣行が非難される形で始まったが、中国政府による少数派イスラム教徒の弾圧や、ドナルド・トランプ米大統領が弾劾される可能性も絡んでくるなど、その背景は複雑化している。