令和元年10月22日、富士山に待望の初冠雪が見られました。富士山の初冠雪は、山梨県の気象庁甲府地方気象台が目視で雪が積もったことが観測できた日であることが条件になります。この日は例年より22日遅く、昨年に比べるとなんと26日も遅い初冠雪でした。

 そして奇しくもこの令和元年10月22日は、日本の新しい御代のはじまりが内外に宣明された即位礼正殿の儀が執り行われた日。まるでこの吉き日を飾るかのような美しい初冠雪となりました。

 映像は富士北麓、富士五湖の一番西側の湖である本栖湖からの空撮映像です。この日、気候と気流のバランスから、山梨県側に雪が多く積もり、静岡県側は少なめだったため、山梨県の最西端に位置する本栖湖からは、斜めに雪が衣をかけたような不思議な模様の初冠雪を見ることができました。

(撮影・文/クレセントエルデザイン)