日本の絶景、青々とした海にそびえたつ明石海峡大橋

 明石海峡大橋は兵庫県神戸市と淡路市を結ぶ世界最長の大吊橋です。潮流が激しく、水深が深い明石海峡を横断してかけられており、全長は3911m、橋を吊る塔のような2本の支柱間は1991m、さらに塔の高さは300mにも及びます。

 明石海峡大橋の開業は1998年の4月。着工してから約10年の歳月をかけ完成しました。この工事中である1995年、阪神・淡路大震災に見舞われました。ちょうど高さ300mの2本の支柱である主塔を建設し終わり、メインのケーブルも架設が終わったところでした。地震の影響で支柱間の長さが1990.0mから1990.8mに、淡路市側の側支間長が960.0mから960.3mにそれぞれ広がり、全長が約1mほど伸びてしまったのは有名な話です。

 この明石海峡大橋をドローンで空撮しました。全長4キロにも及ぶ長大な橋は、青々とした美しい明石海峡の上にそびえたつ構造美の極致です。

(撮影・文/クレセントエルデザイン)