9万部を突破した『まいにち小鍋』シリーズの最新刊『まいにち湯豆腐』が絶賛発売中です。豆腐の約90%は「水分」ですから、低カロリー、低脂肪、低糖質なのに、大豆を原料とする栄養価の高い食材。湯豆腐は、ダイエットにも最適なヘルシー料理。ただ、湯豆腐はシンプルなだけに、どうしてもワンパターンになりがち。そこで、人気料理家である小田真規子先生に、10分でぽっかぽかになれる絶品レシピの数々を教えていただきました。本連載では、おいしい「湯豆腐」「小鍋」の作り方と、選りすぐりの逸品をご紹介します。

 この季節、仕事と寒さで疲れて帰宅したら、あったかいホクホク料理をいただきながら、ビールをグイッといったらたまりません。そこで、絶賛発売中の『まいにち湯豆腐』から、がツンとくる「コク」と「辛み」でビールが止まらない「スキレット麻婆豆腐」をご紹介いたします。

【簡単「冬」レシピ】<br />ガツンとくる“コク”と“辛み”で<br />ビールがすすむ!「スキレット麻婆豆腐」

【具材】
絹ごし豆腐:1 丁(300g) 
豚ひき肉:100g

【スープ】
長ねぎ(みじん切り):1/3 本(30g) 
しょうが(すりおろし):小さじ1
味噌:大さじ2
しょうゆ:小さじ2
砂糖:小さじ2
片栗粉:小さじ2
豆板醤:小さじ2
ごま油:大さじ1
水:大さじ3

【仕上げ】
粉さんしょう:適宜

【つくり方】
(1)スキレット(直径16~18cm)に豚ひき肉を広げ、そのまま中火にかける。
(2)周りの肉の色が変わってきたら、【スープ】の材料を加え混ぜ、2 分煮立てる。
(3)豆腐をスプーンで大きくすくってのせ、火を弱めて、スープとからめながら4~5分火を通す。
(4)【仕上げ】をふっていただく。

 スープをからめるときに多少崩れてもよいように、大きめに豆腐をすくっておくといいでしょう。また、辛みを足したいときは、豆板醤を増やしてもよいし、ラー油を加えてもOK。とってもおいしいので、ぜひお試しください!

小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産地・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。『まいにち小鍋』『なんでも小鍋』『おつまみが晩ごはん!』(ダイヤモンド社)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『とにかく盛り上がる夜ごはん』(文響社)など著書多数。