2019年も終わりに近づいてきました。「令和」の時代が始まったことで、今年は時代の移り変わりを意識する機会も多かったのではないでしょうか。

 そんななかで多くのビジネスパーソンが意識しているのが、新しい時代の「働き方」でしょう。昭和からの日本型雇用を維持する企業がいまだに多い中で、今年4月からは働き方改革関連法が施行され、長時間労働の是正や有給休暇取得の義務化などが企業に課されるようになりました。

 しかしこれからの時代は、労働力の3分の1以上がデジタルネイティブのミレニアル世代(平成初期の1989年~1995年に生まれた世代)になります。したがって、長時間労働の是正などだけにとどまらない、自由で創造的な働き方ができる企業が支持されるようになるはずです。

 就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、「令和らしい働き方をリードする企業ランキング」を発表。同サイトに投稿された社員クチコミから「風通しの良さ」「待遇の満足度」「有給休暇消化率」の3つの評価点を集計し、ランキングを作成しました。

 では、早速「令和らしい働き方をリードする企業ランキング」を見ていきましょう。

※「OpenWork」に投稿されたクチコミのうち、2017年以降在籍の社員クチコミ21万3350件のうち、回答が30件以上ある1384社が対象。集計期間は2017年1月~19年12月。

1位はグーグル、2位A.T.カーニー
風通し&待遇が良く、有給も取りやすい企業は?

「風通しの良さ」「待遇の満足度」「有給休暇消化率」に着目した「令和らしい働き方をリードする企業ランキング」1位には、グーグルが選ばれました。「風通しの良さ」4.63ポイント、「待遇の満足度」4.43ポイントと、この2つの項目でトップとなりました。

 2位はコンサルティングファームのA.T.カーニー、3位にはソフトウェア販売会社のアシストがランクインしました。