ダイエットをして体重は落とせても、一番落ちてほしくない胸から落ちてしまい、なぜか下半身は太いまま……なんてことありませんか?こんなお悩みに答えをくれるのは、18年間ダイエット女性の食事記録をとり、細かく体のサイズの変化を計ることで「何を食べると、どこが太るか」を研究しつづけてきた、プロポーション研究家の蓮水カノンさん。著書『下半身からやせる食べ方』の中から、4000人に指導した運動なしで、やせたいところからやせる食べ方を教えていただきました。

クリスマスでも太らない食べ方Photo: Adobe Stock

年末のイベント太りを防ぐ食べ方

 2019年も残すところあと少しとなりました。忘年会シーズンで、飲み会続き……のところにクリスマス!! これらのイベントを何も考えずに楽しみ、出されたものを心置きなく食べてもやせている……というのは無理な話!

 でも、フライドチキンもクリスマスにケーキは食べたい!そんな方のために、ケーキを食べても太らない食べ方をご紹介します。

揚げ物は、烏龍茶と一緒に

 『下半身からやせる食べ方』の中でもご紹介していますが、黒烏龍茶、コーヒー、黒豆茶など黒い飲み物は、食べ物に含まれる脂肪分とくっつき、便と共に排出する働きがあります。烏龍茶は、茶葉を発酵させる過程で生成される烏龍茶特有の成分「烏龍茶重合ポリフェノール」を含有しています。この成分には、食べ物に含まれる脂肪分とくっつき、便と共に排出する働きがあります。脂肪分の多い食べ物と一緒に烏龍茶を飲むと、脂肪の吸収を防いでくれるのです。黒烏龍茶は、普通の烏龍茶よりも、この烏龍茶重合ポリフェノールの割合が多いのでさらにおすすめ。また、烏龍茶の苦みやえぐみの成分には、油脂を分解したり、糖質が脂肪に変わるのを防ぐ効果もあります。

 中国では脂っこい中華料理を食べながら、温かい黒烏龍茶をガブガブ飲みますが、とても理にかなった習慣なのですね。ウーロン茶があれば、クリスマスディナーの定番、フライドチキンのような揚げ物も怖くありませんね。

 ただし、烏龍茶を飲めば、すでについてしまった脂肪まで分解してくれるというわけではありません。また、空腹時に飲むと、粘膜を分解して胃に負担をかけてしまうため、食事中か食後30分以内に飲むようにしましょう。