テスラのマスクCEO中国で生産した大衆向けEVセダン「モデル3」を紹介するテスラのマスクCEO(上海) Photo:Reuters

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 電気自動車(EV)メーカーの米テスラは7日、中国で現地生産したクルマを初めて納入した。それは、世界最大のEV市場である中国で新たな投資熱を呼び覚ましている。

 テスラにとって中国のユーザー向けに現地生産することは理にかなっている。わずか1年前に起工したばかりの上海工場は、生産コスト引き下げと関税回避に寄与するだろう。同社は先週、中国製EVセダン「モデル3」の最低販売価格を9%引き下げ、32万3800元(約506万円)とした。それは需要を喚起する可能性がある。上海工場での生産ペースは今のところ週1000台程度だが、いずれ年間50万台に引き上げる計画だ。