服について考えるのは、めんどくさい。アイテム選びがめんどくさいし、コーディネートもめんどくさい。そんな男性に向けて、『服がめんどい――「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』で最短で私服を決める方法を説いた大山旬氏。「これさえ持っておけば間違いない!」という小物選びの理論を伝授する。(こちらは2020年1月31日付け記事を再構成したものです)

その「カッコいいかも?」が、もうダサい

男性が、「これってカッコいいんじゃね?」と思って手に取る服は、だいたいダサいです。

非常に多い失敗例が、「柄物アイテム」です。

下のイラストのようなストライプシャツは、主張が強すぎます。

アイテム単体で見ると、イケてるように見えるかもしれませんが、実際に着てみると、とても悪目立ちします

「柄のある服」で失敗する男たちダメなストライプシャツ イラスト:須田浩介

失敗を回避するためには、「無地」がおすすめです。

あるいは、主張の強くない柄を選ぶようにしましょう。

ボトムスの柄物も絶対NG!

シャツと同じく、ボトムスのアイテムも、主張しすぎはダメです。

特に、下のイラストのように、チェック柄などは絶対にNG

「柄のある服」で失敗する男たちダメなスラックス イラスト:須田浩介

こちらも、できるだけ地味な印象の「無地」を選びましょう。

色は、「ネイビー」や「グレー」など、落ち着いた色がベストです。

おしゃれなコーディネートは、これだ!

シンプルで無難なアイテムを選べば、あとは簡単です。

柄が主張しないストライプシャツとスラックスを選べば、誰が着ても似合うコーディネートが完成します

下のイラストのように、柄は全身で1つだけに留めておくのがポイントです。

「柄のある服」で失敗する男たちベストコーディネート例(イラスト:須田浩介)

以上、男の人がやりがちな失敗例をもとに、おしゃれのコツを紹介しました。

ぜひ、あなたの「つい選んでしまうアイテム」をアップデートしてください。

[著者]
大山 旬(おおやま・しゅん)
スタイリスト
株式会社SO styling代表取締役
アパレル販売職、転職アドバイザーを経て2009年5月に独立。一般人を対象に3000名以上のファッション改善を行う。主に経営者・専門家に向けたスタイリングアドバイス、およびビジネスにおけるキャリアアップを目的としたスタイリングを得意としている。また、日本最大のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」を主宰。大人の男性に向けてファッションの基本をわかりやすく解説し、利用者数は累計1000名を超える。
[絵]
須田浩介(すだ・こうすけ)
1987年生まれ。2008年創形美術学校卒業。卒業後、フランス・パリ国際芸術会館シテデザールに派遣。跡見学園女子大学、創形美術学校、非常勤講師。アクリルガッシュを使用したファッション感のある人物、動植物のイラストレーションを描く。商業施設のキャンペーン、書籍、雑誌挿絵、ポスター等の仕事を手がける。