「いつかあんな街に住んでみたい」「老後を過ごすならあの街がいい」

 そんな空想、誰もが一度はしたことがあるだろう。好みは人それぞれあるとして、実際に多くの人から人気を集めている住みたい都道府県や街はどこなのか。ブランド総合研究所が調査を行った最新版「住みたい都道府県&市区町村ランキング2019」の結果を見ていこう。

 このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象にした、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる「地域ブランド調査2019」によるもので、今年で実施は14回目。「住みたい(居住意欲度が高い)都道府県&市区町村ランキング」は、「各自治体に住んでみたいと思いますか?」という問いに対して、「ぜひ住みたい」を100点、「できれば住みたい」を50点、「住んでもよい」を25点、「どちらとも言えない」を0点、「あまり住みたくない」を0点として、加重平均した数値から算出した(有効回答数:全国3万1369人)。

「住みたい都道府県」はどこ?
1位東京、2位神奈川と首都圏が人気

 まず、「住みたい都道府県2019」1位は、前年2位の東京都となった。東京都は、「ぜひ住みたい」(14.1%)「できれば住みたい」(13.4%)「住んでもよい」(21.7%)と、合計49.2%の人が居住意欲を示した。

 そして2位は前年1位の神奈川県だった。神奈川県に居住意欲を示した人の割合は49.7%と東京都より高かったが、「ぜひ住みたい」と回答した人の割合が9.2%と東京都よりも低く、それが2位に甘んじた理由になった。

 3位は前年4位の北海道、4位は前年5位の大阪府、そして5位は前年3位の京都府と、順位の入れ替わりはあったものの、トップ5の顔ぶれは変わらなかった。