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関東私大で人気を誇り、就職の強さも際立つMARCH。特集『大推薦時代到来!MARCH』(全7回)#2では、現在の序列や大学改革の推進度、それを支える多様な人材を呼び込むための入試戦略を見ていく。

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度入試から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更

早慶上智の滑り止め
日東駒専のチャレンジ校

 MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)は言わずと知れた関東の人気難関私立大学群。MARCHを第1志望にする層はもちろん、早慶上智の滑り止めとして、日東駒専のチャレンジ校として、上位ランクからも下位ランクからも受験生が集まる。その存在感は昭和、平成から令和になった今も変わらない。

 ただ今後MARCHの序列は、少子化とグローバル化に対応すべく2000年前後から始まった大学改革の成果によって、大きく変動していくのかもしれない。相次いで創設された国際系学部は軒並み高偏差値となり、各大学の新たな看板学部になっているからだ。