全世界でシリーズ累計100万部超のベストセラー『ブレイン・ルール』の第2作目にあたる『100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル』がついに日本上陸。「賢く幸せな子になってほしい」と願うすべての親のために、科学的に何度も「正しい」と認められた子育ての手法だけが紹介されている。本連載では同書より特別に一部を公開する。

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『「落ち着きのある子ども」は「感情の名前」を教えて育つ』

子どもの「好奇心」を育む「親の接し方」Photo: Adobe Stock

知的好奇心をもつ人の特徴

 周囲のものを調べ、探索する熱意をもち、ごくふつうのものごとについて突拍子もない問いかけをする探索行動は、ビジネスの世界でも高く評価される。いいアイディアからはカネが生まれる可能性があるからだ。

 つねにカネ儲けができそうな名案を思いつく独創的なタイプの人たちと、それほど創造性には恵まれず、他人が発案した計画を実行する管理部門のタイプの人たちを分ける特徴は、いったいどこにあるのだろう?

 ふたりのビジネス・リサーチャーが、このシンプルな疑問に関する調査に着手した。そしてなんと6年にもわたり、化学者からソフトウェア開発者にいたる3000人以上の革新性に富んだ企業幹部を対象に調査をおこなった。2009年に発表されたこの研究は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の賞を受賞した。

 先見の明がある人には特徴があり、研究者たちはこうした特徴を「イノベータDNA」と呼んでいる。その特徴は以下のとおり。

関連づける力

コンセプト、問題、疑問など、ほかの人には明確に把握できないもののあいだに関連性を見いだせる。

「○○したらどうなるか」とつねに疑問をもつ癖

「なぜ○○してはいけないのか」「どうしてこんなやり方をするようになったのか」といった疑問を投げかける。こうした疑問をもつ人は現状の限界も明確にし、問題を俯瞰的に眺め、試行錯誤を重ね、新たな提案をする。

「改善をくわえて実験を繰り返したい」という抑えがたい欲求

起業家があるアイディアを思いつくと、自分が発案したアイディアをまずいったんバラバラにする。「テストしてみたい」欲求を絶えずもっているからだ。それが建造物であれば天井、地階、外観、耐性、周囲の長さなどを調べるように、アイディアをこと細かく調べる―自分のアイディアであろうと、だれのアイディアであろうと。それは彼らのミッションであり、そのミッションとは「発見する」ことだ。