数多くの情報番組やバラエティ番組に出演して、硬軟自在に的確なコメントをくり出し、全国各地で笑いの絶えない講演会をくり広げ、大学の教職課程では教師の卵たちを前に実践的な教えを展開する齋藤孝 明治大学文学部教授。
むずかしい話も、わかりやすく、ゆかいに、さらに深堀りして教えてくれる『アウトプットする力』は、まさに日本最高峰。その齋藤孝先生が、「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法を教える。
インターネットの情報でインプット過剰になっている今、勉強でも仕事でもプライベートでも、成果を最大化するには、実は「インプット1:アウトプット9」の“超アウトプット優先”がいちばん効果的。
アウトプットは練りに練った1本より「数」で勝負。齋藤式「15秒」アウトプット術で、成果を最大化する「知的発信法」を身につけよう!

著書700冊の齋藤孝先生は、<br />なぜこんなにたくさんアウトプットできるのか?Photo: Adobe Stock

「齋藤先生は、どうしてあんなにたくさんの本を書くことができる
んですか?」

 私は、そんな質問をいただくことがよくあります。たしかに、これまで700冊ほど本を書いてきましたから、自分でもアウトプットの量が多いほうだと思います。

 では、なぜそんなに大量のアウトプットができるのか?
多くの人は「インプットの量がすごいから」と思うかもしれません。巨大な油田があって、そこに埋蔵された原油を産出し続けているようなイメージですね。