アップルPhoto:Bloomberg/gettyimages

――筆者のジョアンナ・スターンはWSJパーソナルテクノロジー担当コラム二スト

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 この世で確かだと言えるものは何もない。時間や時期を問わずiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)、i何とかを売り込もうとするアップルの意欲を除いては。

 ベンジャミン・フランクリンは、「死と税金を除いては」と書いていたのをすぐに消し、こう書き換えた。自分のiPadで。

 このアップルに対する見方はいまだに健在だ。今ほどその意欲を警戒すべき時期はない。今はアップル製品を買うには最悪の時期だ。

 筆者のコラムの常連であれば、毎年のiPhone不買の鉄則をよくご存じだろう。6月頃になったら、通常9月初旬に発表される新機種を待つべきだ。ただし、今年は新型コロナウイルスの影響による生産延期で、新機種発表は年のもっと後ろにずれ込む可能性がある。この件について、アップルの広報担当者はコメントを控えた。