子ども,子ども,SNS写真はイメージです Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの感染防止のために、自宅で過ごす子どもたちがまだまだたくさんいます。家にいる時間が長い分、おとなだけではなく、子どものネット利用も増えがちです。3~4歳ぐらいになると、自分でYoutubeのお気に入りの動画を探し、広告をスキップしたり、アプリをダウンロードしたりする子もいます。その順応性に驚くと同時に、SNSは身近で便利なツールだからこそ、子どもが使う際には注意が必要です。今回は、書籍『親子で話そう! 性教育』(朝日新聞出版)の監修者である浅井春夫さんと艮香織さんに子どもがSNSを利用する際の注意点を教えてもらいました。

「かわいいね、写真を送って」
と言われると…

 ネットのように相手と直面しない世界では、優しい言葉を容易にかけることができます。「いいね」のクリックひとつで、簡単に共感や承認を示すことができ、子どもたちは、自分に関心を持ってもらえたと思ってしまいます。承認されると悪い気はしません。特に、リアルな世界に居場所がなく、承認欲求が満たされていない子にとってはうれしくて、ついハマってしまう……。「かわいいね、写真を送って」と言われると、簡単に煽られて、つい裸の写真も送ってしまうこともあるのです。