「他人の損は蜜の味?」投資の失敗例が最高の教科書である理由Photo:PIXTA

失敗には学ぶべきことが多いというのは投資の世界も同じ。特に他人が損をしたという投資失敗例は、その人には悪いが、自分の懐を痛めることなく学びを得られる最高の教科書だ。そこで今回は2つの投資失敗例を取り上げて、そこから得られる教訓を解説したいと思う。(株式会社生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)

なかなか知る機会がない
「他人の失敗例」を紹介!

 本連載では、投資初心者に向けて「失敗を減らすための基本原則」を2回にわたってお伝えした。

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積立投資を始めるなら何を買うのが正解?インデックスファンドの選び方

 今回は、投資で失敗した人の例と、大勘違いの例を具体的に紹介しよう。他人の失敗は蜜の味? いやいや、そんなつもりはない。リアルな事例を知ることは、みなさんの失敗を減らすことにつながるので、ぜひ参考にしていただきたい。