50代はなぜ「ご機嫌な人」と「不機嫌な人」に分かれるのかキゲンは、背中に出る(写真はイメージです) Photo:PIXTA

50代になると、どんな人もこれまでの仕事や人生を見つめ直す時期に入るでしょう。しかし、ここで自分自身とどう向き合うかによって、人生が好転する人と行き詰ってしまう人に分かれます。50代以降もうまくいっている人は、どんな心がけをしているのでしょうか。今回は、中谷彰宏氏の新刊『50代でうまくいく人の無意識の習慣』(青春出版社)から、50代からの仕事への向き合い方、職場での心構えについて具体的に紹介します。

仕事よりお金を優先させると自己肯定感が下がる

 50代から、(1)仕事が欲しい人(2)お金が欲しい人の2通りに分かれます。

 早く生涯年収を稼いでハッピーリタイアしたいというのは、アメリカ型の考えです。日本人は、もともと勤勉なので、お金はいらないから仕事が欲しいと考えます。

 ここで、さらに、(1)本当にお金がいらない人(2)やっぱりお金が少し欲しい人という2通りに分かれるのです。

 成功する50代は、「お金はいらない」と言う人です。この人のところに結果として仕事が集まります。条件やお金を先行する人は、ギャラや給料が安かった時に少しふてくされ感が出ます。