「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男
大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。最初は短期売買を繰り返して失敗したが、より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
(こちらは2020年9月7日付け記事を再掲載したものです)

株で2億円を稼いだ<br />現役サラリーマンの教え<br />「勝つまでやれば負けない!?」Photo: Adobe Stock

投資に猛勉強は
“不要”です。

私は株式投資で「割安成長株」の銘柄を選ぶ際、貸借対照表などの財務諸表を読み込むといった難しい分析は、なにもしていません。

投資するかしないかを判断するために見ているのは、次のような資料です。

●四半期に一度発表される決算短信の1ページ目の売上と利益
●決算説明資料
●個人投資家向け説明会資料
●証券会社サイトで無料で読める「会社四季報」情報

以上のような、わかりやすい資料だけをベースに投資判断しています。

「えっ、たったそれだけ?」と驚かれるかもしれませんが、このやり方で私の投資成績は好調なのです。

株式投資を18年間続けており、2億円を達成しているのですから、まぐれの連続で上手くいっているわけではありません。

私の経験を踏まえると、株式投資は財務諸表を読み込むなどの深い分析能力がなくても、素人のサラリーマンでもやっていけると思います。

投資を始めるにあたり、事前の猛勉強は不要です。

最低限の知識を得るために、投資本やマネー誌を読むくらいはしたほうがいいと思います。

でも、「しっかり勉強してからでないと投資はできない」と思い込んでいると、仕事が忙しくて勉強する時間がとれないサラリーマンは、永遠に投資を始められません。

私のブログのコメント欄には、「株式投資を始めるにはどうしたらいいですか?」という質問がよく寄せられますが、細かいことを考えず、まずは一歩踏み出してみればいいのです。

実際の株式投資から得られる体験は、机上の学びで得られる知識をはるかに上回ります。