「頭がよくなる」「運動神経がアップする」「認知症を予防できる」「集中力が高まる」「ストレスが減る」「記憶力が増す」など、人間の能力が飛躍的に向上する唯一無二のメソッド「ライフキネティック」。新しい動きを次々とすることで脳のネットワークを増やし、脳が活性化する手法だ。1日10分、1週間で60分でやればOK。「間違えることがいい」という驚異的な脳トレ『Life Kinetik® 脳が活性化する世界最先端の方法』が刊行! 今回は、Life Kinetik®で代表的なパラレルボールに挑戦! 本書の一部を抜粋して紹介する。

うまくできたらすばらしいが、
うまくできないほうがもっといい!

 パラレルボールというエクササイズは、2つの非常に簡単な動きが組み合わされています(ページ最後に写真で紹介)。ライフキネティックでは、このような運動形態を「動きの複合化」と呼んでいます。それぞれの動きは、誰にでもできて、練習する必要もないほど簡単ですが、それらを組み合わせると面白いエクササイズになります。

 まず、ボールか何か小さな丸いものを両手に1つずつ持ってください。

 1つ目の動きは、ボールを持ったまま腕を交差させる動きです。交差させるときに、左腕を上にしたら、次は右腕を上にするというように、毎回上下を逆にしていきます。

 2つ目の動きは、両手に持ったボールを同時に20センチメートルほどまっすぐ上方へ上げ、そのボールを手でつかむ動きです。それぞれの動きを2~3回行なってみましょう。

 では、この2つの動きを組み合わせていきます。まず、ボールをまっすぐ上方へ上げ、その間に腕を交差し、交差したままの状態でボールを手でつかみます。

 次に、腕を交差した状態でボールをまっすぐ上方へ上げ、その間に腕の交差をほどき、その状態でボールを手でつかみます。

 交差させるのは、ボールを上げる方向ではなく腕であることを忘れないでください!

 うまくできましたか? うまくできたらすばらしいですが、うまくできないほうがもっといいのです! 脳がこれを成功させるための対策を探すことができますからね。これは、とてもポジティブなことなのです!

 ところで、うまくボールをつかめたとしても、腕をつねに同じように交差させていたのではないでしょうか。予行演習では、腕を交差する際に右腕を上にしたら、次は左腕を上にしていましたよね。

 今度は、このことに気をつけ、そして「重要なのは、うまくできるかどうかではなく、試してみることだ」ということを意識しながら、行なってみてください。

 ライフキネティックのエクササイズはすべて、いくらでも変化させていくことができるようになっています。もちろん、このエクササイズもそのようになっています。

 ライフキネティックでは、自然にはできない動きを行なうようにしているため、自然にできるようになる前に次の動きに移ることが必要だからです。

 つまり、ものすごい量のエクササイズが必要になってくるのです。

【1回でできたらすごい!】脳全体を鍛えていくエクササイズ「パラレルボール」を初公開!

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