GAFA,グーグルPhoto:VIEW press/gettyimages

 GAFAと呼ばれる米大手ハイテク4社が29日、一斉に7-9期決算を発表した。アマゾン・ドット・コムはネット通販が引き続き好調で売上高は過去最高を記録した。グーグルの親会社アルファベットは前年割れだったデジタル広告収入が4-6月期から回復した。

アマゾン、7-9月期の売上高は過去最高 ネット通販好調続く

 米アマゾン・ドット・コムが29日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、大幅な増収増益となった。新型コロナウイルス禍の影響でネット通販が引き続き好調だった。

 売上高は前年同期比37%増の962億ドルと過去最高を記録。純利益は63億ドル(1株当たり12.37ドル)で、前年同期からおよそ3倍に増えた。

 ファクトセットがまとめたアナリスト予想は、売上高が928億ドル、純利益が38億ドルだった。

 ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は発表文で「ホリデーギフトを前倒しで購入している顧客がかつてないほど増えており、前例のない年末商戦となることがうかがわれる」と述べた。

 アマゾンは今年、通常は7月に開催する「プライムデー」と呼ばれる年次の大型販促イベントをコロナの影響で10月に延期しており、7-9月はプライムデーなしでここまで大幅な増収を確保したことになる。