『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』が10万部を突破! 本書には東京大学教授の柳川範之氏「著者の知識が圧倒的」独立研究者の山口周氏「この本、とても面白いです」と推薦文を寄せ、ビジネスマンから大学生まで多くの人がSNSで勉強法を公開するなど、話題になっています。
この連載では、著者の読書猿さんが「勉強が続かない」「やる気が出ない」「目標の立て方がわからない」「受験に受かりたい」「英語を学び直したい」……などなど、「具体的な悩み」に回答。今日から役立ち、一生使える方法を紹介していきます。(イラスト:塩川いづみ)
※質問は、著者の「マシュマロ」宛てにいただいたものを元に、加筆・修正しています。読書猿さんのマシュマロはこちら

【独学者のための読書案内】マンガやゲームのキャラを見るのが100倍面白くなる意外な本Photo: Adobe Stock

[質問]
 ソシャゲを作っているものです。魅力的なキャラクターを作るのにいつも苦労します。物語論とは違う視点から学べる本はありますか?

人間から人間以外まで、ヒントは山のようにある

[読書猿の回答]
 理論・体系ではなく実例からのアプローチでいうと『欧米文芸登場人物事典』『世界・日本児童文学登場人物辞典』『歌舞伎登場人物事典』『落語登場人物辞典』などはどうでしょうか。

 さらに森羅万象がキャラ化するこの時代を鑑みて、人間以外にも視界を広げると『オックスフォード動物行動学事典』『生態学事典』などもヒントが山盛りです。

 さらに西洋美術に登場する神や神話的人物とそのシンボルを網羅した『西洋美術解読事典』も役に立つと思います。

 人間に戻って性格分類のシステムは、クレッチマーの3分類からグルジェフのエニアグラムまで、システマティックに登場人物を造形するのに伝統的に用いられていますが、ここにガードナーの多元的知能や野口晴哉の体癖論なども加えられるかもしれません。