インスタフォロワー、わずか1年で14万人を突破した堀ママ。出雲大社で参道で約100年続く老舗漢方薬局の4代目でありながら、インスタ「堀ママ」のオネエメッセージが大人気です。
著者は、体の不調の解消だけではなく、本人の抱える常識や執着といった束縛からの「心の解放」を終着点としている漢方薬剤師。西洋医学、漢方医学、心理学の3つの視点からの総合的なアプローチを行い、不妊、婦人科疾患、うつ、ダイエット、自律神経失調症など心と体の悩みの相談件数は5万件を超えています。
そんな堀ママがはじめて書いた本が、「自分を傷つけながら生きるなんて、
あんたどれだけドMなの?」

はやくも、インスタ界隈では、大きな話題になっています。
「ダメな男ばっかり寄ってくるですって?」「ランニング女子は、たるむから気をつけなさい」「白湯もたくさん飲むと冷えるわ」など気になるメッセージがいっぱい。
この連載では、本書に紹介されている堀ママのメッセージの中から特別に抜粋し、ご紹介していきます。

フルーツと野菜Photo: Adobe Stock

 炭水化物がすっかり悪者になった今日この頃。

 ローカーボもいいけれど、タンパク質ばかり摂ってると腸内の悪玉菌が増えちゃうって、知ってるかしら。

* * *

 炭水化物、麺類を控えてタンパク質をたっぷり摂るローカーボダイエット。

 挑戦したことあるひともいるだろうし、タンパク質が不足してると思って、プロテインを飲むひとも増えてるわよね。

 ちょっと気をつけてほしいことがあるわ。

 プロテイン=タンパク質は、腸内環境を悪化させるのよ。

 実際に、うんちやおならが黒っぽくなったり、臭くなったり、ニキビや肌荒れを経験してるひとも多いんじゃないかしら。

 タンパク質に含まれてるアミノ酸は体にとって重要な栄養素であるのと同時に、腸内の悪玉菌の栄養素になるの。腸内に有害物質を発生させちゃうし、腸の動きも鈍くなって便秘にもなりやすくなるわ。そのせいで、食事中にタンパク質が多くなってくると、どうしても腸内環境が荒れてきちゃうのね。

 ただし、勘違いしないでほしいのは、プロテインが悪いわけじゃないのよ。

 あたしも、ローカーボ意識してるし、タンパク質をたっぷり摂るように心がけてるもの。

 でも同時に、たっぷりの食物繊維を摂ってるわ。

 これがすごく重要なポイントなの。

 タンパク質のデメリットを打ち消して、メリットを最大限に受け取るためには、絶対に食物繊維をたっぷり摂ることを忘れてはいけないのよ。

 いいこと?

 すき焼きなら、牛肉と一緒にたっぷり野菜や糸こんにゃくを食べるように。

 焼き肉ならお肉をサンチュで包んで食べるように。

 ハナ肇にはクレージーキャッツが、*1

 世良公則にはツイストが、*2

 そして安室奈美恵にはスーパー・モンキーズがいるように、*3

 プロテインを摂ったら、必ず食物繊維を摂りなさい。

*1
 ハナ肇とクレージーキャッツ。1960年代に一世を風靡したコミックバンド。ハナ肇、植木等、谷啓などそうそうたるメンバーがいて、ちょっと他とは一線を画した異色の存在よね。

*2
 世良公則&ツイスト。日本でロックをメジャーな存在にしたロックバンド。「ザ・ベストテン」がはじまった年には、なんと全盛期の沢田研二、山口百恵、ピンク・レディーを抑えて年間第一位取ってるのよ。

*3
 惜しまれながら引退した日本のディーヴァ安室奈美恵。デビュー当初に、安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sとして活躍していた頃が懐かしいわ。あの頃の「TRY ME ~私を信じて~」でオリコントップ10入りをして、それ以降の立て続けのヒットにつながっていくのよね。