ふつうの会社員でも10年あれば、気づいたときには1億円!
小型株は伸びしろが大きいわりに、目をつけている投資家が少ない。
それだけに、株価が何倍にも伸びる可能性をふんだんに秘めている。
大学時代に投資を始めた著者は、6~7年後に資産1億円を達成。
いまでは1銘柄だけでも億単位のリターンを得ている。
10万円から株式投資をスタートしたとしても、
収入から生活費を除いた分を追加して投資額を増やしていけば、
1年で資産100万~200万円は十分目狙える。
すると銘柄の選択肢が広がり、資産を急角度で増やせる可能性がアップ。
資産1000万円くらいで壁にぶつかりがちだが、
この壁を突破すれば10万円を100万円、
100万円を1000万円に増やした感覚で“億り人”に近づける。
ベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』の刊行から1年。
『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブルとして、
小型株集中投資のテクニックを全公開!

儲かる個人投資家の<br />投資戦略のつくり方Photo: Adobe Stock

「いつまでに」
「いくらの株価」
を目標とするか?

突然ですが、あなたは旅行が好きですか?

前述のように、私は1年の半分くらいは国内外を旅行しています。

旅行は無計画で行きあたりばったりでもいいのですが、計画を立てておくと観光しやすいですし、思わぬ失敗も避けられます。

これと同じように株式投資では、「投資戦略」を用意しておくと、圧倒的に成功確率が高まります。

ところが実際には、行きあたりばったりで投資している人がほとんどなのです。

1000円前後の今日のランチでなにを食べるかを決めるのとは違って、数十万円とか数百万円のお金を投資するとなれば、行きあたりばったりで運よく儲かったとしても、それは一時的で、最終的には高い確率で資産を大きく減らすことになるでしょう。

実際、投資を始めてから数年で株式市場から退場する個人投資家がたくさんいるのです。

そうならないためには、どうしたらいいのでしょうか?

第一歩は、「いつまでに」「いくらの株価」を目標とするかを考えてみることです。

たとえば、「1年後」に「株価3倍」を目標にするとします。

目標まで順調に株価が上昇すればなんの苦労もありませんが、あくまで目標ですから、実際にはそうならないことのほうが多いです。

株価が上がると思って買ったのに、ズルズルと値下がりしたり、グズグズと横ばい状態が続くうちに、ほかに目をつけていた銘柄のほうが値上がりしたり、投資した翌日に株価が急落する可能性だってあります。

そうなったときに「どうするのか?」をあらかじめ決めておくのが「投資戦略」です。

さまざまなシナリオを想定しておくことで、「想定外」を限りなく少なくするともいえます。

行きあたりばったりで投資していると、株価が値下がりしたときになって初めて、「損切りするかどうか?」を考えることになります。

でも、事前に株価が下がることを想定して、対処法を考えておけば、慌てることはないのです。

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