今の時代、スケジュール管理はグーグルカレンダーなどの時間管理アプリを使う人が圧倒的で、「もう紙の手帳は使わない」という人も多い。しかし、ビジネスコンサルタント・作家の和田裕美さんは、「今のデジタルの時代こそ、紙の手帳を上手に活用すべき」と強調する。その理由や具体的な使い方について、語ってもらった。(談/ビジネスコンサルタント・作家、株式会社HIROWA代表取締役、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授 和田裕美、聞き手・構成/ダイヤモンド編集部 山本猛嗣)

今の時代でこそ使うべき
「紙の手帳」のメリットとは

和田裕美さん「今のデジタルの時代こそ、紙の手帳を上手に活用すべき」と強調する和田裕美さん

 今の時代、スケジュール管理はスマホが全盛です。確かに、スマホやパソコンで時間管理できる「デジタル手帳」は便利です。

 わざわざ別に手帳を持ち歩かなくても済みますし、他の人もスケジュールを共有できます。仕事で忙しい方ほど「デジタル手帳」を活用しているのが現実です。実際、私も使用しています。

 それでも、私はあえて言います。「今のデジタルの時代、スマホ全盛の時代こそ、『紙の手帳』を使うべきだ」と…。むろん、これは決して「スケジュール管理でスマホを使うな」と否定するわけではありません。

「デジタル手帳」以外にも「紙の手帳」の良さを再認識して、効果的に使っていただきたいのです。

 ここで「紙の手帳」のメリットは何か。考えてみましょう。