航空・鉄道 最終シナリオ#16Photo:PIXTA

両備グループ(岡山県)の小嶋光信代表兼CEOは、和歌山県のローカル鉄道や広島県のバスなど、地方交通の事業再生を手掛けてきた。地方交通の雄をもってしても、このままでは救いようようがなく、「1年以内に半分は経営維持が困難になる」という。特集『航空・鉄道 最終シナリオ』(全18回)の#16では小嶋氏が地方交通崩壊の惨状と共に、完全崩壊を免れるための最終手段を激白した。(ダイヤモンド編集部 松野友美)

大企業も中小も
存続に関わる大打撃

――コロナ禍で移動の需要が激減しています。地方交通にはどんな影響が出ていますか。

 今回は大企業だから中小企業だからということではなく、等しく企業の存続に関わるような大きな打撃を受けました。

 状況を知るために、私が理事長を務めている地域公共交通総合研究所では、2020年10~11月に全国のバス、鉄道、旅客船の事業者にアンケートを依頼しました。その結果は、私が想像していた以上の厳しいものでした。