アートの裏側「美術とお金」全解剖 予告Photo:GYRO PHOTOGRAPHY/a collectionRF/amanaimages

日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。特集『アートの裏側「美術とお金」全解剖』(全10回)では、おカネの流れから歴史、鑑賞術まで網羅した。

「週刊ダイヤモンド」2017年4月1日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は原則、雑誌掲載時のもの。

#1 1月11日(月)
アート界の裏でうごめく5人のプレーヤー、作家・画廊・美術館らの実態

アートの裏側「美術とお金」全解剖#1Photo:PIXTA

 画廊、企業・メディア、消費者、作家、美術館――。一見、美しい世界のように思えるアート界では、一皮むけば札束が飛び交い、風変わりなプレーヤーがうごめいている。裏の顔を知れば、「表」ももっと楽しめるはず。アートの裏側をのぞいてみよう。

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#2 1月12日(火)配信
美術界マネーの内幕、作家・画商・百貨店らはどうやって「もうける」のか

アートの裏側「美術とお金」全解剖#2Photo:Chris Clor/gettyimages

 アートを巡るおカネの流れはどうなっているのか。時に美術品はオークションなどで巨額の取引が交わされる世界だけに、内実が気になるものだ。美術品を販売するギャラリー、画商や百貨店、古美術商のほか、オークション会社のビジネスモデルはどうなっているのか。素人目には分かりづらい彼らが「もうける」仕組みを解剖する。

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#3 1月13日(水)配信
「画壇」という日本独自の奇怪な仕組み、現代美術関係者には理解不能!?

アートの裏側「美術とお金」全解剖#3Photo:PIXTA

 日本の美術界の歴史をたどると「画壇」という世界でも独特の枠組みが形作られてきた。そんな組織がどう生き永らえ、なぜ今なお続いているのか。奇怪にも映る彼らの内幕に迫る。

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#4 1月14日(木)配信
サントリー、ヤフー、資生堂…「企業とアート」が再び接近する理由

アートの裏側「美術とお金」全解剖#4Photo:Yoshihisa Egami/EyeEm/gettyimages

 今日、世界では「アートはビジネス」との見方が半ば常態と化している。一方、バブルの後に苦い経験をした日本企業にとっては、アートがビジネスとは縁遠い存在であるという時代が続いてきた。だが、ここにきて変化の芽も見え始めている。企業とアートの新たな関わり方を模索する変革の波が動き始めたのだ。「企業とアート」の関係をめぐる現在地を探る。

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#5 1月15日(金)配信
西洋美術の表現法の発展は「キリスト教」と「社会情勢」でわかる!

アートの裏側「美術とお金」全解剖#5Photo:AFLO

 美術を楽しむためにも教養として身に付けるためにも、過去に積み上げられた伝統を知ることは第一歩。というわけで、ここでは西洋美術の「表現手法の進化」を解説する。古代ギリシャ美術から20世紀美術まで、2000年以上にわたる西洋美術史は、欧州の歴史と照らし合わせながら理解していこう。そうすれば、「あの名画」が誕生した理由も見えてくる。

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#6 1月15日(金)配信
「伝説の贋作者」によるフェルメール事件とは?有名贋作騒動12選

アートの裏側「美術とお金」全解剖#6Photo:AFP=JIJI

 誰でも、最初は先達の作品(美術品)を模倣することから始める。美術品のコピーを制作するだけなら犯罪にはならないが、「贋作」を販売すれば、立派な詐欺行為となる。とはいえ、おカネが動機とは限らない、贋作者たちの屈折した内面に秘められた心理に迫った。世界の美術界で、今日でも「20世紀最大の贋作事件」といわれる大騒動を巻き起こした、伝説の贋作者による「フェルメール事件」をはじめとして、古今東西の有名な贋作騒動12選をお届けする。

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#7 1月16日(土)配信
日本美術史「縄文〜明治時代」を一挙解説!土偶から洋画との融合まで

アートの裏側「美術とお金」全解剖#7Illustration by Yuuki Nara

 美術を楽しむためにも教養として身に付けるためにも、過去に積み上げられた伝統を知ることは第一歩。そこでここでは、西洋美術史に続く第2弾として、縄文時代から明治時代まで続く、日本美術史の流れを一挙に紹介。中国、仏教、西洋など外からの影響を受けながら、日本独自の美術を生み出していった歩みを見ていこう。

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#8 1月16日(土)配信
戦国の世を席巻「茶器バブル」、最高値は日本国の半分!?信長の死にも関係

アートの裏側「美術とお金」全解剖#8Photo:Bridgeman Images/JIJI

 人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で国宝級の茶碗の鑑定について真贋論争が起きたように、今でも茶器は大人気だ。しかし、戦国時代には現代人も真っ青なほどのバブルが起こっていたのだ。さらに、あの織田信長の死には茶器が関わっていた。戦国の世を席巻した「茶器バブル」の実態とは?

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#9 1月17日(日)配信
現代アートを「11人の有名作家と作品」で一気に理解!草間彌生、デュシャン…

アートの裏側「美術とお金」全解剖#9Photo:Andrew Toth/gettyimages

 現代アートが苦手な日本人は多いかもしれないが、一方で「どこかで見たことがある」という作品も少なくないはずだ。それだけ現代アートはすでに世の中に浸透しているのだ。せっかくなら、有名作家や背景を知ればより楽しむことができるだろう。そこでここでは、西洋美術史と日本美術史に続く第3弾として、現代アート史をお届け。『めくるめく現代アート』の著者、筧菜奈子さんに現代アートを一気に解説してもらう。現代アートの生みの親とされるフランスの作家、マルセル・デュシャン氏から、日本人アーティストの草間彌生氏や岡本太郎氏、村上隆氏まで、「11人の有名作家と作品」を一気に理解しよう。

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#10 1月17日(日)配信
名画12点で学ぶ「世界史の転換点」、洞窟壁画からピカソのゲルニカまで

アートの裏側「美術とお金」全解剖#10Photo:AFLO

 今から世界史を学び直すのは面倒だと感じる人に効果的な勉強方法がある。中学・高校の美術の教科書に載っている「評価が定まった名画」に着目し、その背景にある“歴史の転換点”を読むことだ。慣れてくると、大きな流れが理解できるようになる。「ラスコー洞窟の壁画」から、パブロ・ピカソの「ゲルニカ」まで、名画12点で世界史の転換点を学ぼう。

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Key Visual by Kaoru Kurata, Kanako Onda

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