新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、人々の働き方が大きく変化した昨年。PCを使ったテレワークが当たり前になる中で、企業はどんなところに注目してPCの購入を検討すべきか? 具体的なチェックポイントやおすすめPCについて、PCメーカーのマウスコンピューターに取材した。

ビジネス向けPCに必要なポイントとは

 日本では年間に1735万台のPCが販売されている(2019年実績、IDC Japan調べ)。このうちビジネス向けは1259万台、家庭向けは475万台と、圧倒的にビジネス用PCの市場規模が大きい。それだけに、実に多くの製品が市場に投入されており、どんなPCを買うべきか頭を悩ませている法人ユーザーは少なくないだろう。

 こうした法人ユーザーに、用途に応じたカスタマイズができるマウスコンピューターのPCが選ばれている。ユーザーの注文を受けてからPCを製造し納品する受注生産方式(Build To Order。以下BTO)を採用し、「性能と価格重視」のユーザーや、「演算処理能力、画像処理能力が高いPCが欲しい」というニーズにも応えられる。

 BTOのPCメーカーとして近年認知度を高めているのが、マウスコンピューターである。1993年に創業し、2000年代に急成長。その持ち株会社となるMCJは、傘下にマウスコンピューターの他、ユニットコム(PCパーツの小売)、テックウインド(PCパーツの流通)、iiyama(国内外向けにPC用ディスプレイを販売)などの事業会社を持つ。東証2部上場、資本金は約38億円、従業員数2053名、グループとして年商は1537億円(いずれも2020年3月末時点)と創業以来27年で既に大手PCメーカーの仲間入りを果たしている。