コメダ珈琲に「カンブリア宮殿効果」、12月度売上高は5%減でこらえるPhoto:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のカフェ・レストラン編だ。

コメダ珈琲に「カンブリア宮殿」効果

 カフェ・レストランの主要3社が発表した12月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。

 12月度のドトール(ドトール・日レスホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、前年同月比77.2%(22.8%減)、サンマルク(サンマルクHD)は同75.5%(24.5%減)だった。

 最も業績が良かったのはコメダ珈琲(コメダHD)で、12月度のFC(フランチャイズチェーン)向け卸売売上(既存店)は、前年同月比95.2%(4.8%減)だった。