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株売買 考えるPhoto: Adobe Stock

あれだけ調べて買ったのだから大丈夫?

株式投資をするうえで、人間の感情を理解することはとても大切です。

そこで行動経済学を株式投資に適応した際の例を見ていきましょう。

行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実をとり入れていく研究手法です。

人は無意識のうちに周囲に合わせて行動する生き物なので、株価が上がれば買いたくなり、下がれば売りたくなる。

これは人間の生存本能でもあるのですが、「周りと同じ行動をしていれば死ぬリスクが軽減される」という思考回路が脳に組み込まれているのです。

つまり、経済的合理性をもとに判断をするなら、「株価が下がったら買って、株価が上がったら売るのが正しい」と頭では分かっていても、実際に株価を目の前にすると、みんなが売って株価が下がったら焦って売ってしまい、みんなが買って株価が上がったら「もっと上がるだろう」と買ってしまいがちなのです。

また、「人は苦労して手に入れたものに価値を感じる」ともいわれます。

これを株式投資に当てはめると、苦労して調べて買った株(銘柄)に、投資家は価値を感じるということです。

「あれだけ調べて買ったのだから大丈夫」と思い、その会社の業績が悪化しても、「一時的なものだろうから、株価はすぐに戻る」と根拠のない理由をつけて保有し続けることがあります。

しかし、苦労して手に入れた銘柄だからといって、必ずしも価値があるわけではありません。

株式投資では、つねに相場に合わせて臨機応変に対応し、自分の判断に固執しすぎないことが大切です。