ANAとJALPhoto:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度の航空編だ。

ANA・JAL国際線旅客数80%超減が継続
ANAは過去最悪の大赤字

 航空の主要2社が発表した3月度の月次業績データ(旅客人数)は、以下の結果となった。

 ANA国際線(ANAホールディングス〈HD〉)の旅客人数は、前年同月比13.8%(86.2%減)、ANA国内線(ANAHD)は同80.7%(19.3%減)、JAL国際線(日本航空)は同18.2%(81.8%減)、JAL国内線(日本航空)は同79.0%(21.0%減)だった。