タワマン 全内幕#8

大規模物件だと1000戸を超える入居者が集まるタワマンの管理組合。日々の管理から大規模修繕まで、多士済々な入居者をまとめ上げるにはいったいどうすればいいの?特集『タワマン 全内幕』(全14回)の#8では、日本最大級の管理組合理事のフォーラム「RJC48」の代表で、マンション管理を裏の裏まで知り尽くした「はるぶー」氏が、タワマン管理の内実を語る。(RJC48代表 はるぶー)

管理は他人事と思いがちな住民が多いタワマンで
何が起きるか?四つのポイントを徹底解説

はるぶーはるぶー
RJC(マンション管理組合理事会勉強会)代表。本名は應田治彦。イニシア千住曙町管理組合法人の代表理事。理事会役員はすでに13年目となる別名「組合の豚」。アイコンが手にしているのは打診棒。管理組合の理事長は孤独でつらいよね、で、Twitter上でのつながりから始めた理事長同士の情報交換を目的としたフォーラム「RJC48」の代表。主に管理組合ネタのブログ『はるぶーのマンションヲタクな日々』を書いてます。ダイヤモンドMOOKの管理編にもよく寄稿している。

 こんにちは。はるぶーです。RJC48(マンション管理組合理事会勉強会)という、マンション管理組合の理事長連合会の代表をしています。今回のお題は「タワマンの管理」です。ちまたでは「管理不能で将来的には廃虚まっしぐら」などの虚実さまざまな諸説が飛び交います。自分でもタワマンの理事を長く務め、RJCの活動を通して他の組合の状況を見てきた経験から、ホントのところをお話ししてみたいと思います。

 まず一つ目に言えるのが、タワマン居住者にとって「管理は他人事」となりがちだということです。単純な話で、戸数が多いため組合理事を経験する確率が非常に低いのです。

 例えば100戸のマンションから10人の理事を選ぶ場合は、平均でも10年に1度などとかなり頻繁に理事が回ってきます。ところがこれが500戸、1000戸マンションから10人選ぶ、となると、理事になる機会は確率的に数十年に1回程度に下がります。理事に立候補しなければ、一生、組合活動とは無縁の方もたくさんいるわけです。

 実はこうしたタワマン住民にありがちな「管理組合活動への無関心」は重要な問題をはらんでいます。後述するように「マンションは管理を買え」というくらい、管理は資産価値に直結します。タワマン購入前にその管理状況を見抜く方法とともに、タワマン管理の四つのポイントを次ページから詳しく説明しましょう。