株式投資よりアパート1棟経営がFIRE(経済的自立と早期退職)への近道!
不動産投資を始めて5年、アパート7棟を保有、資産7億5000万円を築いた。目標は、40歳までに資産100億円を築くこと。経済が疲弊した愛着のある地元を自分の力で再生する資金作りのためだ。現在、年間家賃収入7000万円、年間キャッシュフロー(手元に残るお金)2000万円を得ている『元証券ウーマンが不動産投資で7億円』の著者が、知識ゼロから不動産投資で安定的に資産を増やせる方法を徹底指南する。
野村證券の社員だった20代の頃、不動産投資に目覚めた。仕事柄、株式投資のノウハウはあったものの、不動産投資はズブの素人。不動産投資に関する本を100冊以上読むところから始め、不動産会社を50社以上巡ったものの、不動産投資初心者の20代OLはナメられ、まともには相手にされなかった……。
その1年後、ついに運命の1棟目に出会う。4500万円を超える金融機関からの借入金にも、一切ためらいはなかった。ローンを抱える怖さより、「これでようやくスタートラインに立てた!」という興奮のほうがはるかに大きかった。それは不動産投資で成長できると思っていたから。
とんとん拍子で物件を増やしている凄腕ウーマンの「不動産投資で勝つ6つの力」を徹底解説。FIRE(経済的自立と早期退職)を果たした多くの人が展開している不動産投資の極意がわかる。

【不動産投資こそFIREへの近道】<br />40歳までに資産100億円を目指すPhoto: Adobe Stock

稼働率94~97%
空室はほぼゼロ

 私は、こんな不動産投資の目標を定めました。

「30歳までに資産10億円、40歳までに資産100億円」

 要するに私は、「地元を活性化する」という目的が先にあって、不動産投資はそのための手段として考えたわけです。

 この大きな目的を掲げていなかったら、5年間で資産7億5000万円を築くことなどなかったでしょう。

 それからは、証券ウーマンとしてのノルマも果たしながら、不動産投資に向かって、がむしゃらに走り出しました。

 不動産投資をはじめるにあたって、右も左もわからなかった私は、不動産投資の本を100冊以上読みまくりました。

 その一方、不動産会社が営業目的で無料開催している、いまだったら決して行かないような類たぐいの営業色の強い不動産投資のセミナーにも、仕事が休みの土日に毎週のように参加。

 そして、物件探しのために不動産会社を巡りました。

 ところが、不動産セミナーや不動産会社では、男性優位の空気感のなか“小娘扱い”されるわ“塩対応”されるわで、散々な目に遭いました。

 それでもあきらめずに勉強を続けながら、物件探しをしていたところ、ご縁あって26歳にして念願の1棟目を買うことができたのです。

 一度、軌道に乗ると、トントン拍子で2棟目・3棟目を買えたため、調子に乗ってしまってある投資話に騙だまされて失敗したこともあります(その話には後ほど触れます)。

 そうした失敗も経験しながら、不動産投資の経験値を積み上げていきました。

 いま所有している7棟の稼働率は94~97%で、空室はほぼゼロ

 そこには私なりのノウハウがあるので、これから本書で余すところなく紹介していきます。

八木エミリー(やぎ・えみりー)
1989年愛知県西尾市生まれ。2013年大学卒業後、野村證券入社。配属された東海地方で新人にして営業成績トップとなり、社内最年少でセミナー講師に抜擢される。出身地の経済が疲弊し、愛着ある海辺のホテルが過疎化の影響を受けて売却されることを知り、将来的に自分の手で地域活性化をするという大きな目標を掲げ、その資金獲得のため不動産投資をはじめる。40歳までに資産100億円を築き、財団を設立して地元を活性化するのが目標。当初は不動産投資本を100冊以上読破するなど勉強しつつ、不動産会社を50社ほど回って物件を探したものの、まったく相手にされないという試練の日々を送る。不動産投資の勉強会で知り合ったセミナー講師に持ちかけられた投資話に騙され、100万円を失ったことをきっかけに「現物を見られないものには投資しない」ことを学ぶ。2015年、26歳で1棟目となる中古1棟アパートを購入。その後も1棟買いを続け、入社4年目に退社。現在は7棟68室(総資産7億5000万円)のオーナーとして、年間家賃収入7000万円、年間2000万円のキャッシュフロー(手元に残るお金)を得ている。日本証券業協会一種外務員資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。2021年夏に有料メルマガ「お金ビギナーのためのマネ活部」をスタート予定。お問い合わせ等は、こちらのアドレスまで(info-emily@diamond.co.jp)。