>>(上)より続く

反社、身分を偽る
依頼者や調査対象者

(1)依頼者や対象者が反社会組織に属していることが発覚した

 依頼内容:人捜しをしており、あるパーティーがあるので参加者の出入りをチェックして可能な限りの顔写真を撮影してほしい。

 この案件は、状況的に安全な場所からの撮影が可能でしたので契約を終えて、調査を進めていました。ところが、依頼者について不審な点があったので調べてみると、反社会組織とつながりがあることが分かり、その敵対組織のパーティーであることが判明したので調査を中断しました。

(2)依頼者が身分を偽っていることが発覚した

 依頼内容:結婚を前提に付き合っている女性が浮気・不貞をしていないか確認しておきたいので、素行を調査してほしい。

 依頼としては、昔からよくある案件で、依頼者が親御さんというケースがほとんどです。この時は、付き合っている当事者からの依頼だったので、多少違和感はありましたが契約して、依頼者の情報から対象者の女性が住むという実家の出入り調査を始めました。

 調査の際には依頼者から可能な限り、下記のような対象者の情報を提示してもらうようにしています。

・名前
・年齢
・身長、体重、体格、足のサイズ、髪形
・服装、靴、帽子の有無、アクセサリー、かばんなどの持ち物
・移動方法(車、バイク、自転車、徒歩、電車やバスなどの公共交通機関など)
・たばこや飲酒
・性格
・クセ
・歩く速度
・立ち寄り先
・趣味
・近影の写真や画像や動画