この夏、家電をおトクに買うなら絶対見極めるべき「3つのタイミング」Photo:PIXTA

いよいよ夏のボーナス。コロナ禍でステイホームが長引く中で、生活家電を買い替えて、より生活の質を向上させたいという人も多いことだろう。ただし、家電に限らず、“買い時”を見誤ると失敗してしまうこともある。そこで今回は、私が長年の経験で分析して得た知識を基に、買うべき家電を判断する方法を紹介したい。(家電ジャーナリスト 安蔵靖志)

家電の買い時はいつ?発売3カ月後が狙い目

 家電の買い時は大きく分けて3つある。

(1)新製品の価格が落ち着いた時期(発売3カ月後が目安)
(2)セール時期(夏のボーナス商戦、年末商戦など)
(3)モデルチェンジ(型落ち)時期

 順番に説明しよう。

新製品は、価格が落ち着いた時期に買うと良い!?

 最近は家電のほとんどがオープン価格のため、需給バランスによっては価格が上がることもあるものの、基本的には新製品が出た直後が最も価格が高く、1年後に型落ちになる頃が最も安くなる(毎年新モデルが出るようなカテゴリーの製品の場合)。

 つまり、1年後には当初の3~4割、場合によっては半額近くにまで安くなるものもあるが、価格下落が起きやすいのは「新製品が発売された3カ月後」が目安だと思ってほしい。つまり、4月に発売された製品なら7月、6月なら9月あたりだ。

 発売から3カ月くらいで比較的大きく価格が下がり、それから1年後くらいまで緩やかに下がっていくイメージで考えておくといい。よって、新製品が発売されて3カ月後くらいに買うと、最新家電を、おトクに長く使うことができるということになる。1年後に買うと、すぐに新モデルが出るかもしれないからだ。

 ちなみに主な家電製品の発売時期の目安は次の表の通りだ。
 

この夏、家電をおトクに買うなら絶対見極めるべき「3つのタイミング」発売時期の目安リスト
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 ただし、ファミリー向け、一人暮らし向けなど、機能やサイズなどによってターゲット時期が異なってくるため、すべてがこの限りではない。欲しい製品の発売日を見て、3カ月以上もしくは1年近くたっていたら買い時と考えるといい。