インド、ギリシャ、ペルー、エチオピア、パラオの意外な名物料理とは?

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「世界のグルメ図鑑」です。国や首都、奇岩や島など、世界について学ぶことができると好評の地球の歩き方【旅の図鑑シリーズ】に、第7弾が登場! 新たな1冊は、116の国と地域の名物料理、スイーツ、ドリンクを紹介する『世界のグルメ図鑑』です。今回はそのなかから、アジア、欧州、アメリカ、アフリカ、オセアニアの各エリアを代表して5カ国をご紹介しましょう。(文/地球の歩き方書籍編集部 写真/(c)iStock)

インドにカレーはない?
地方ごとに異なる多彩な料理

チャパーティーは、全粒小麦粉を水で練り、発酵させずに薄く焼いたパンチャパーティーは、全粒小麦粉を水で練り、発酵させずに薄く焼いたパン

 日本では「カレー」とひとくくりにされがちなインド料理ですが、広大な国土にたくさんの民族が共存するだけに、それぞれの地域で独特な料理が食べられています。大きく分けると、北インドではチャパーティーなどのパン・ダール(ひきわり豆のスープ)・サブジー(野菜の炒め煮)を盛り合わせた「ターリー」、南インドではご飯・ラッサム(タマリンドの酸味がきいたスープ)・サーンバール(豆と野菜の煮込み)などを組み合わせた「ミールス」が定番。なお、日本のインド料理店には必ずあるナーンですが、インドではあまり一般的ではありません。