中小企業の社長が勘違いしている、もっと銀行に通わないとソンな理由銀行には普段から足しげく通ったほうがよい理由とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

コロナ禍による経済への打撃は長引き、「いつ終わるのかわからない」という不安が、多くの人の負担となっています。特に、中小企業の経営者は心配のタネが尽きないでしょう。もし経営難に陥ったら、「いかに銀行を頼るか」は会社存続のカギとなります。いま困っていなくても、銀行を味方につけておくことは、特に先の見えない時代においては重要です。そこで今回は、経営コンサルタント・藤原勝法さんの著書『銀行は、社長のどこを見ているのか?』(青春出版社)から、銀行との上手な付き合い方について抜粋紹介します。

銀行はハードルの高い場所ではない!

「銀行にあまり行かない」「どうも行きづらい」「銀行員と話すのがちょっとおっくうだ」と思うことはありませんか。自分の腕におぼえがあって独立起業した人は多くいても、銀行交渉が得意で起業する人は、まずいないでしょう。

 以前、ある電機メーカーの協力会社が集う“パートナー会”に参加し、たくさんの中小企業経営者と縁を持つ機会に恵まれました。するとやはり、管理系の仕事を不得手としている方ばかりでした。そのほかでも、私の知るかぎり、社長さんは銀行に苦手意識を持つ方がほとんどです。理由は、「銀行はハードルが高い」「銀行員はエリートでどうも肌が合わない。会話が成り立たないのではないか」などとおっしゃいます。

 ここでちょっと考えてみてほしいのが、「自社のお得意様や商品・サービスを納入してくれている取引先に対して、ハードルが高いと感じることがあるか」です。おそらく、ほとんどないと思います。そう感じていれば、商売になりません。