ユーチューバーのイメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

大阪の路上で見知らぬ女性に「AVに出てた人ですよね?」などと声をかける動画を投稿していたYouTuberが批判を受け謝罪した。謝罪前には「女性専用車両など嫌いになりました」「弁護士に相談して誹謗中傷は訴える」といった内容の、まさかの逆ギレ投稿も……。(フリーライター 鎌田和歌)

ネット民もあぜん
一般市民を無断撮影

 コロナ感染者数爆増、アフガニスタンの混乱状態、あるいはメンタリストを名乗る人物による差別発言など、いくつかの大きなニュースの中で一瞬報じられただけで終わってしまったニュースがある。あるYouTuberが起こした不祥事だ。

 YouTuberが問題を起こし、その後にワイシャツやスーツなどを着て神妙な様子で頭を下げる「謝罪動画」は、もはや令和のお約束となって久しい。ただ、今回問題となったYouTuberグループ「おこさまらんち」が動画の投稿を始めたのは2021年7月から。活動開始から約1カ月、登録者数も4000人ほどの状況での「炎上」だった。

 これまでにJ-CASTニュース、AERA dot.、日刊ゲンダイDIGITALなど複数のメディアがその炎上を取り上げた理由は、彼らのアップした動画が、あまりにも下劣な内容だったからだろう。

 すでに削除されているが、動画のタイトルは「【神回】街中に居る女の子に『A◯で見た人だ!』と叫んでみたらwwww」。路上で若い女性に「ポルノハブに出てた方ですよね?」と声をかけ、その反応を記録するものだった。
※「ポルノハブ」はアダルトサイト

 その後アップされた謝罪動画によれば、撮影された女性から知人を通じて「動画を削除してほしい」と依頼があったといい、このことからも、女性たちに無断で動画をアップしていたことがわかる。