FP税理士の見分け方#1Photo:PIXTA

いかに優秀な税理士を見つけるか。特に経営者にとっては自社を拡大していく上で極めて重要な課題だが、優秀な税理士を見極めるのは難しい。そこで、特集『悪質?使えない?FP&税理士の見分け方!』(全10回)の#1では、士業のコンサルタントが「使える税理士・使えない税理士」を見極める七つのポイントを具体的に伝授。さらに、目的別にあなたにピッタリの税理士の選び方を解説する。(パワーコンテンツジャパン代表取締役 横須賀輝尚)

コロナ禍で
バッサリ切られた税理士も

 2020年に突如として始まったコロナ禍は、税理士にとって大きな試金石となりました。企業が経営に大きなダメージを受ける一方で、必死に顧客を支えた税理士もいれば、対岸の火事のごとく給付金や補助金などの情報提供すらしなかった税理士もいます。

 当然、後者の税理士はバッサリ顧客から切り捨てられることになり、これから税理士を新たに探すときには「コロナ禍で、どのような顧客対応をしていましたか?」というのは、税理士を見極める一つの重要な質問となっています。

 いかに優秀な税理士を顧問にするか。これは自社を拡大させていく上で、極めて重要な課題です。しかしながら、優秀な税理士を見極めることはこれもまた難しい。“使えない税理士”と付き合って損をさせられることを避け、あなたに利益をもたらす優秀な税理士を見極めるにはどうすればよいでしょうか。私は次の七つのポイントをチェックすることをお勧めします。また、併せて、目的別の税理士の選び方のコツもお伝えしていきましょう。